フレイル予防素材のご提案
肉体的フレイル
低栄養、嚥下・摂食機能の低下、運動機能の低下、身体機能の低下
社会的フレイル
閉じこもり、孤食、経済的困窮、社会交流の減少
精神的フレイル
認知機能の低下、意欲・判断力の低下、ネガティブ・鬱症状
これら3つの要素は人々の日常生活において相互作用するため放置しておくと悪循環となり、特に高齢者になると介護が必要な状態に至る可能性が高くなります。自分自身はもちろんですが、周囲もこういった兆候に気づいた場合はかかりつけ医に相談するなど早めに対応することが大事になります。
そして超高齢化社会である日本は「フレイルの予防」が今後大きな課題となります。
フレイルにはさまざまな症状がありますが、今回わたしたちが提案するのは肉体的フレイルの中でも身近な「聞こえ」に関することです。
「聞こえ」に関する年代差
「聞こえ」の状態変化
60代以降で耳の聞こえに関するお悩みが急増しており、聞こえないことで会話、電話、危険察知がしづらい状態になっています。
平成30年の交通事故の歩行者死亡者数は1,223名中65歳以上が882名と70%以上を占めています。歩行速度の低下、左右確認の認知機能低下もありますが、聴覚の衰えも危機回避が難しい原因となっていることが考えられます。
また「聞こえ」がQOLに与える影響も大きく、コミュニケーション力の低下から閉じこもりがちになるなど、肉体的フレイルが社会的フレイルに繋がるといえます。
- 性味(気味):薬物の性質・作用のこと、寒熱温涼を気といい、酸苦甘辛鹹を味という
- 帰経:作用を臓腑経脈に関連付けたもので、治療後の観察により説明されたもの
- 炮製:生薬の調整方法